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トミカ博 in 札幌2017




2017年1月6日~15日までアクセスサッポロで開催された
トミカ博in 札幌2017に行ってきました。

札幌はトミカ博のイベントは本州よりも時期が遅いため、
いつも年明けの開催です。

以下の画像はチラシの裏です。



トミカ博の会場は、過去にはサッポロファクトリーで開催されていた
時期もありましたが、今は毎年アクセスサッポロでの開催なので、
町の中心部から離れ、はっきり言ってかなり遠いです。

会場は親子連ればかりで、
私のような大人のコレクターはなぜか見かけませんでした。
それとも私が見つけられなかっただけでしょうか?

トミカ博はイベント会場限定のトミカが販売され、
トミカ組立工場、トミカ釣りなどのアトラクションで遊べる
人気イベントです。

お目当てはトミカ組み立て工場ボンネットバス


そして、バス好きの私のお目当ては何といっても、
「トミカ組み立て工場いすずボンネットバス」です。



ネットでこの商品の写真を見た時に、
昔のバスらしいデザインと今風の可愛らしさが上手く調和した
ボディーカラーだと思い、一目で気に入りました。

ボディーカラーは赤、緑、青の3種類、
座席の色は、黒、赤、青の3種類の中から好きな物を組み合わせて作れます。
全部で9種類作れるので、私は全部作ってきました。

イベントではアトラクションで遊ぶためのチケットを購入しますが、
ボンネットバスを必要なだけ作ったら、チケットが一枚余ってしまいました。

私は、近くにいた、これからアトラクションに参加するという親子連れに
チケットの余りを上げました。

トミカ釣りに参加すると聞いていたので、
お目当てのトミカが取れることを願いつつ、
私はその場を離れ、イベント会場を一回りしてきました。

タカラトミーのマーケティング戦略


タカラトミーがこのような積極的なイベントを開催するようになったのは、
私の知っている限り2000年のトミカ発売30周年記念の頃からだったと思います。

イベント会場限定商品、トミカ釣り、
トミカ組み立て工場はその頃始まったものだと思います。

トミカ組み立て工場は、部品を選んでスタッフと一緒に子供が組み立て、
最後は「かしめ機」という機械で、
ボディーとシャーシーを固定すれば出来上がりです。

このような商品を部品の段階からユーザーがスタッフと一緒に
組み立てるというイベントは、私の知っている限り、他社ではないものです。

このイベントに参加する子供達は、
どのようにトミカが組み立てられるのかを体験出来ますし、

「自分が作ったトミカだ!」

という普通に完成品を買うのとは違った満足感が得られるのです。
また、友達に自慢すれば、自己表現的価値も高まります。

ブランディング自己表現的価値

あくまでも子供向けのイベントではありますが、
これもある意味、体験型アトラクションによる付加価値イベントです。

また、当初はなかったイベントで後から加わった
「トミカミニミニドライバー工房」というのがあります。

平たく言うとお客さんの顔写真を撮り、
トミカのフロントガラスに貼り付けるものです。
これでトミカのドライバーになった気分を味わえるということでしょう。

これもよそのおもちゃメーカーにはない体験型アトラクションイベントです。
タカラトミーはイベントを通じて子供向けの体験型付加価値商品やサービスを売る、
マーケティングを展開しているわけです。

ホビー系商品は、大人向けマーケティングが重要


しかし、今は少子化の時代です。
子供向けの商品の需要は限界があります。

それに、子供よりも大人の方が数が多く、
しかも中高年世代は比較的お金を持っています。
今では、各おもちゃ、模型メーカーが大人向けの付加価値商品を販売しています。

値段が高くても完成度が高いリアル模型は大人達の心を掴みます。

何年か前に、「大人の超合金」というシリーズで
0系新幹線の1/45模型が販売されたことがあります。

運転席、車内の座席、トイレまで細かく作られ、
座席は向きを変えたり、フィギュアを乗せられ、室内灯まで点灯する仕様でした。
価格は78750円でした。



他にもブルートレイン客車の寝台を再現した模型など、
大人の心を掴むような付加価値模型は多く出回っています。

タカラトミーも大人のコレクターがトミカを集めているのは知っていて、
過去には大人を意識した、「トミカリミテッド」シリーズの販売、
また、タカラトミー系列のトミーテックによる
スケールミニカー等の販売も行っています。

ただ、トミカに関しては、
大人のコレクターを意識した商品は特注品などを含め様々な品があるものの、
まだ押しが弱い感じがするのは私だけでしょうか?

元々、鉄道模型等、大人向けのホビー系商品は昔からありました。
でも、昔はいわゆる定番ものしかなく、
様々な種類に多様化していったのは90年代後半あたりからです。

当時、「開運、なんでも鑑定団」などで、昔のおもちゃが高値鑑定され、
それから、ホビー系ブームに火がつきました。

当時に比べたら、下火になったものの、
メーカー側は積極的に様々な商品を発表してきます。

ホビー系商品は、昔なら絶対に作られなかったような商品が次々と作られ、
かなりコアな方向に行っています。

90年代終わりから、2000年前後にトミカやチョロQがブームになったことで、
メーカー側もコアな商品が売れるという認識をしたのでしょう。

2015年の日本の玩具、模型市場は年間8000億円規模と言われています。
そのうち大人のホビー系シェアは1割程度です。

2015年度の玩具の国内市場規模

2015年模型市場規模

子供向け商品は既に頭打ちですので、市場を拡大できるかは、
大人の購買意欲が上がるマーケティングに
どれだけ力を入れられるかにかかっています。

最後に


トミカ博を通じてホビー系のマーケティングについていろいろ考えながら、
私は会場を後にしました。

帰りのバスの車内で、
さっきアトラクションのチケットを渡した親子連れと再会しました。
お子さんは戦利品のトミカをしっかりと握りしめていました。

とうやらトミカ釣りで欲しいものが手に入れられたようです。
めでたしめでたし。


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