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低年齢化する企業の販売戦略

27b8bba68bcd1b4a98729852e7505a63_s 企業は、低年齢の子供から赤ん坊までを、次世代の消費者とみなし巧みな販売戦略を仕掛けてきます。その販売戦略はなんと胎児の段階に既に始まっています。

胎児は母親から強い影響を受けます。特に母親の体を通して受ける食生活の影響を大きく、母親が健康的な食生活を心がける人ならば、胎児は生まれて成長しても健康的な食生活を心がけるようになります。

ところが、母親がジャンクフード好きだとそれも胎児に影響します。
生まれた子供は成長しても母親と同じジャンクフード好きになります。

食べ物だけではなく、母親の好みの香りや音楽まで、胎児段階から
受けたものは、生まれた後に好きになり、成人後の趣向にも影響を与えます。

もし胎児の段階で聴いた音楽であったり、香りであったり、
あるいは食べ物などが何かブランド製品だったとしたら、
人は成長して大人になっても、そのブランドに対して良い感情を持つことが
実証されています。

企業はそれを巧みに利用して売り込みをします。

マーケターや広告会社は、乳幼児でも企業のロゴやキャラクターを
頭の中に刻み始めることを知っています。
2歳程度の子供がブランド名を口にすることだってあります。

マーケターは、子供にブランド名を覚えさせるだけにとどまらず、
彼らは子供の感受性を自分達の意のままに変えてしまいます。
自分達のブランドが好きな子供に変えてしまうということです。

子供はやがて、幼いながらもブランドに対して様々な感情を抱くようになります。

ブランド品を持っていることがかっこいい(友達に誇れる)
社会に受け入れてもらうために必要とする
(みんなが持っているから自分も持っていないと仲間に入れない)など
などの感情を持つようになります。

そこに売り手が巧みな手口で売り込みをしてきます。
アメリカでは、子供を販促係に利用までしています。

子供を販促係にする企業のやり口


あるジャンクフードメーカーは、ゲームと結び付けて子供に商品を
売り込みます。
アメリカでは肥満の原因としてジャンクフードのCMに対して、
規制がかかりますが、ゲームと結びつけて販売した場合、
規制に対する抜け道にもなります。

さらには、ゲームにはウィルスのような伝染力があるため、
友達と共有して遊ぶうちに、子供はいつの間にか
ブランドの宣伝係を担わされているわけです。
 
ゲーム特有の中毒というのもが、子供をのめり込ませます。
そのように子供社会を巧妙に操り、売り込んでいきます。

また、若干10歳そこそこ、あるいはもっと年齢の低い少女に対し、
化粧品や美容品、脱毛用品まで売り込みます。

一部の少女達に優先的に製品の販売、イベント参加等優遇などをする代わりに、
友人などに商品を売り込む役割を課したりしています。

このように企業が子供を使って商品の販促活動を行っています。
日本でも探せば、子供を販促に使っているものはあるでしょう。

自動車のCMに子供を出演させ、明らかに将来の顧客にすることを狙っている
とも受け取れるCMまであります。

子供に親を説得させて買わせる

f6d4a31decbbcc0f008555cd22b3709e_sメーカーが販促の年齢を引き下げるのには理由があります。
企業は子供をその親に物を買わせるために利用しているからです。

こどもにせがまれたり、駄々をこねられたりして物を買う親は実に多いです。子供が「買って!」とせがめば、家族全体の出費にだって影響することがあります。特に祖父母は、孫がかわいいからとついつい奮発してしまいます。

それを販促のツールとして企業は巧みに利用する訳です。

ノスタルジアは説得力のある販売ツール


また、子供の頃に使ったブランドが成人後も好きでい続けるという話をしましたが、
それは、ノスタルジアのせいです。

人間は郷愁にかられることがあります。
子供の頃好きだった食べ物の味や様々な香り、また生活用品などは、
大人になっても愛着があります。

企業は私達の脳にそのような感情を植えつけます。
そして、大人になった子供達のさらに次の世代も、親が好んで使うブランドは
好きになる可能性があります。

子供の頃、あるブランドのおもちゃで遊んだ人が、大人になって自分の子供にも
同じブランドのおもちゃを買い与えることがあります。
そして、親子2代で同じブランドのユーザーになることがあります。

ノスタルジアは、人に物を買わせるために説得力のあるツールです。
それを巧みに企業は取り入れているわけです。

ノスタルジックマーケティング商法

人々を不安や恐怖で煽るブランディング

bandicam 2016-09-05 16-48-06-337 人間には様々な不安や恐怖があります。
経済不安、貧困、病気、老い、死、天変地異、犯罪、身だしなみ、孤独など数え上げればきりがありません。

人間の脳は、恐怖に強く反応するように出来ています。恐怖は理性よりもはるかに強力で、脅威に脅かされている人は、どのようなことをしてでも、その脅威から逃れようとします。

危険を回避するため、説得力のある忠告があれば、従います。

人間は、脅威にさらされると、危険を回避することばかり考え、
冷静な判断が出来なくなります。企業はそこにつけ入ります。

もし、伝染病が流行るとそれを好機と受け止めて、
除菌用品を売り込む企業があります。

伝染病はいろいろありますね。
最近だと、ジカ熱、エボラ出血熱鳥インフルエンザ、などです。

混乱に乗じて、除菌とか抗菌とかをうたい文句に、
客観的に見ても効果が疑問な商品までも売り込んできます。

顧客は伝染病への不安から、除菌と徹底すれば、
とりあえず安心だと思い込んで買う事を企業側は知っていて
売りつけます。

挙句の果てには、科学的に根拠のない
「免疫系を丈夫にする」と言って抗酸化物質と栄養素を混ぜた食品
まで出てくる始末です。

天変地異の不安を利用する商法


人々の不安を利用し、売る商法は他にもあります。

例えば、天気予報を元に市場の動向を分析し、
消費者の不安を先取りするような売り方があります。

雨が降ると予想されれば雨具を多く仕入れて売ります。
また、大雪が降るという天気予報が出ると、ホームセンターは
除雪用品を大量に仕入れます。

企業側は、気象条件の変動で需要が発生することを知っているので
それをうまく利用します。
実際に大雪など天災になれば、それは人の役に立ちます。

病気への恐怖を煽る売り方

売り手は、人々が病気になった時の悲惨な状況を創造させ、
恐怖心を煽ります。

大した症状でもないものまで、深刻な病気だと誇大広告で
治療が必要だと煽り、その解決方法として薬を売りつけるやり方は
製薬会社がよくやります。

ある製薬会社は、医薬品の研究開発費の2倍の広告宣伝費をかけてまで、
病気の不安を煽って買わせます。

医療保険などを扱う会社は、がんなどになった時の恐怖を煽り
また、がん治療にかかる高額医療費などの不安を煽って売りつけます。

その気になれば、保険に加入していると、
医療費がこれだけ安く済むというメリットより、
むしろ、保険に加入しないでがんになッた場合のリスクの方を
強調して、顧客の不安や恐怖を煽り売りことだって出来ます。

失敗のへの恐怖心が購買欲を高める


人間の脳は、失敗を恐れ、失敗のリスクを少しでも取り除こうと働きます。
成功への期待よりも、失敗を恐れることの方がはるかに強く
人間の行動に影響してきます。それが、購買欲を高めることがあります。

羞恥心に訴える売り込み


元々、1920年代に流行し、消費者がそれまで意識していなかった
問題を表に出し、その問題について不安をあおり、
対する解決方法として様々な商品を売り込むというものです。

特に、女性向けの美容商品は元々なかった問題を作り出し、
羞恥心に訴え売り込む傾向が強くあると私は感じます。

ダイエット、脱毛、などは、昔は今ほど盛んではありませんでした。

ところが、女性の服装が時代と共に変わり、
特に日本では、和服から洋服へと変わってきたことで、
肥満体形や、ムダ毛を隠せなくなってきたことに売り手が付け込み、
これは大問題だと煽って、美容、ダイエット、脱毛用品を
洪水のごとく売り込むようになったと考えられます。

「ムダ毛は女性の敵」

「ムダ毛処理をしない女性は女を捨てている」

「太っていると嫌われる」

ムダ毛や肥満を悪いことのように社会に対してもイメージを植え付けていき、
ダイエットや美容、脱毛を一種の社会常識にしてしまいました。

ダイエット商品を売る広告は大体以下のパターンで構成されています。

かつてすごく太っていた人が○○のダイエット商品を使うことにより、
こんなに痩せて綺麗になったという、商品使用前と使用後の写真で比較させます。

ダイエット商品を広告で見た女性達は、広告に写っている対照的な
人の写真を見て驚愕します。

太っていることがみじめだと強調するかのような広告は、
肥満に対する自己嫌悪をが強い女性達に対し、
ますます自己嫌悪に陥らせ、太っていることへの不安を
植えつけるんです。

さらに、
「太っている人は自己管理が出来ない人と思われる」

などと傷付いている人に追い打ちをかけるようなイメージを植え付け
さらに見込み客を追い詰めていきます。

さらには、人間が失敗を恐れる心理を巧みに利用して、
ダイエットの失敗例まで広告に記載します。

お客さんのダイエット体験談として広告に記載されているものを見ると、

「過去に様々なダイエットをしてきたけれどどれも失敗だった。
しかし、○○の製品は今まで使ったどのダイエット商品よりも
効果があった」と強調させます。

ダイエットでの失敗から逃れるための解決策として商品を売り込んでいるわけです。
まさに傷口に塩を塗るかのようにですね。

企業は、そうやって見込み客の羞恥心に訴え、その解決策として、
商品を売り込んできます。

新米母親の恐怖や不安に付け込む


人間の感情には、恐怖心や不安だけじゃなく、強い自責の念、後悔、罪の意識、
などがあります。これらが加わると、人は感情から行動を起こすようになります。

先ほどの美容、ダイエットの例からも見ても、一般的に男性よりも、
女性の方が不安とか恐怖心は強い傾向にあります。

特に、母親になったばかりの女性はそれが余計強く出ます。
自分の子供をどんな手を使っても、あらゆる病気から守ろうとします。

そのために、自宅の外にあるものは何でもばい菌だらけと思い込みます。
仕事から帰ってきた、自分の夫ですら、外からばい菌を持ってくる
危険な存在とみなしてしまうことがあります。

新米母親のばい菌恐怖症は相当なものです。
自宅を徹底的に清掃するようになります。
全てのばい菌を排除しようと強迫観念に駆り立てられたリもします。

しかし、3歳までの乳幼児では、どのような健康な乳幼児でも
感染症やかぜにかかりやすいものです。

乳幼児がかぜをひかせたりすると、
新米母親は自分の子育てが行き届かなかったからだと、自らを責めます。

子供を病気から守れなかった自責の念、後悔、
そして育児に失敗したことに対する罪の意識です。

ただ、あらゆる細菌を排除してしまうと子供の免疫力がつかず、
余計細菌に弱くなってしまうと医者達は指摘します。

新米母親達は、子供のためにあらゆる除菌商品を買うことが母親の役目あり、
それをすることがいい母親だと思い込んでいます。

企業は、その心理を巧みに利用して、家中を除菌させるような製品や
室内を乾燥させないための加湿器、赤ちゃん向けの商品を
洪水のように売り込みます。

孤独に対する恐怖


人は常に何かに対する帰属意識があることが実証されています。
とどのつまりは原始時代にまで遡ります。
群れや部族のメンバーになることが生存で明暗を分けてきました。

「みんなが持っているし、持っていないと仲間に入れてもらえない
だから自分も欲しい」

子供はよく言いますよね。
人間には、仲間外れにされたくないという強い帰属意識があり、
それが不安や恐怖心にもなります。

このように恐怖や不安をあおり物を売りつける企業側のブランディングは
すさまじいものがあります。私がここに書いたような例はほんの一部に過ぎません。




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