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プロパガンダとは何か?

bandicam 2016-09-03 23-39-20-873プロパガンダと言いますと、政治目的などで時の権力者が偏った情報や間違った情報を流して大衆を洗脳すること、一般的にはそのように理解することが多いと思います。

特に戦時下においては、権力者が敵対国の指導者を悪く言うなどの行為をし、恐怖や危機感をあおり、自国民を洗脳することがあります。

第一次、第二次と二度にわたる大戦で時の権力者らに悪用され、プロパガンダという言葉に対しては戦争などのネガティブなイメージが付きまとうようになったのも事実です。

しかし、プロパガンダにはもう一つ別の意味があったのです。

カトリックキリスト教による、「布教聖省」という意味があります。
「布教聖省」は、カトリックキリスト教を海外布教するための、
ローマ方法グレゴリウス15世が1622年に設立した、
枢機卿委員会という意味もあります。

このように二つの意味を持つプロパガンダですが、
私達は、社会に影響力のある者が大衆を情報で操ると
理解しておけばいいでしょう。

プロパガンダの商業的利用

ebeecb3d838b4c74f248dcfe57a7356c_sここまで読んであなたは、プロパガンダは政治的なもの、あるいは宗教的なものと思うかもしれませんね。

しかし、プロパガンダを利用するのは、政治家などの権力者や宗教だけではありません。

企業も利用します。企業が商品やサービスを売って利益を出す経済活動のためにプロパガンダを利用して大衆を操ります。

高度経済成長期に、大企業が家電製品や車を大衆に買わせようとして
様々なプロパガンダを行いました。

「車は一家に一台」

「家電製品の三種の神器」

持っていないと時代の流れに取り残される、
家電製品や車を持っていることが豊かさの象徴のように宣伝し、
「○○製品を持っていることが当たり前」
という意識を大衆に植えつけ、売り込んでいきました。

大衆は時代の流れに追いていかれまいとして、背伸びをしてまで
これらの製品を買いあさりました。

これこそが大企業のプロパガンダです。

企業が建設的に大衆の意識を変えるプロパガンダ


例えば、ある石鹸会社が、
「このせっけんは殺菌効果があるし、伝染病防止のために
手洗いが重要。さらには、子供やお年寄りなど、
抵抗力の弱い人達を細菌から守るためにも公衆衛生は重要」
とアピールしたとしましょう。

公衆衛生の重要性を病院や保健所を説得し、自社の商品を
使ってもらい、その良さが認められ、やがては
一般大衆にも普及していくでしょう。

このように社会に対して大義名分のように、企業活動や方針を
宣伝し続けることによって、企業が社会の衛生に対する意識を
変えさせる影響力を持つことがあります。

この例は、企業が大衆を操り、味方に付け、意識変えさせることで
自分たちの商品を売ろうとするプロパガンダです。

流行を作り、大衆に買わせるのもプロパガンダ


企業がある商品を流行させるために、
社会に影響力のある人などがやることは大衆が真似する、
という大衆心理学を利用します。

例えば、服を作る企業がファッションリーダーを利用して宣伝をします。

ファッションリーダーとは、社交界のリーダー、
ファッション雑誌編集者と記者、デザイン専門家、 
ファッションモデル、アーティストなどを言います。

ファッションリーダーを利用すれば、新しいデザインの服が
流行します。  

服を作っている会社が人気芸能人やファッションリーダー
に服を提供して着せる。そしてメディアに露出させます。

派手なファッションショーなどというショービジネス
みたいなものまで行います。

大衆がそれを見てまねます。
人気芸能人やファッションモデルが身に付けた衣装は、
信者のようなファンが真似をします。
このように流行が広がっていきます。

人気芸能人など社会に影響力のある人がやることは
何でもかっこいいみたいに大衆は思っています。
それを服を売っている大企業が巧みに操ります。

服のデザインや流行は時代と共に変わります。

企業が大衆のニーズや習慣をファッションリーダーや芸能人を
利用して変えていくことは可能で、それによって新たな流行が生まれ、
それが需要を作り出す、流行という情報で大衆を操るのもプロパガンダ
です。

集団行動の原理、大衆は権威者に盲目的に従うという原理、
大衆は他社に倣うという原理
を巧みに利用しているわけです。

ここでは、権威者というのはファッションリーダーや芸能人
などの社会的に影響力のある人達のことになります。

それが流行を引き起こすのに使われ、はたから見れば
取るに足らない内容であったとしても、
流行すれば、経済的価値というものが発生します。

大量生産時代になって、相当年月が経ちますが、
工場での大量生産は、生産力を飛躍的に引き上げ、
手作業で物を作っていたころと違って、
売れ残りが出るようになりました。

企業は工場という大掛かりの設備を維持しなくてはならず、
それに見合うだけの利益を作り出さなくてはなりません。

そのために、大量生産の時代は、
需要を作り出さなければならなくなったのです。

そのことからすれば、流行を操って需要を作り出すという
プロパガンダは、大量生産の時代に合った経済活動です。



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