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人間の行動に影響するミラーニューロンの働き

343228 ビールのCMでは、出演している役者が美味しそうに飲んでいるのを見て、あなたもビールを飲みたいって思ったことはありませんか?

人間は、他人が食べている物、飲んでいるものを見て「美味しそう。自分も食べたい、あるいは飲みたい」って思うことが誰でもあるはずです。

これは人間の脳にある神経細胞、ミラーニューロンの影響によるものです。
ミラーニューロンは感情に影響をします。

ミラーニューロンは、自分で行動した時だけじゃなく、
他人の行動を見た時も強く反応することがあります。

例えば、目の前で美味しそうにハンバーガーを食べる人を
見た時に自分も食べたくなるというふうにです。

他にも他人が持っている持ち物が自分も欲しくなることがありますよね?
みんながスマホを持っているから自分も欲しいなどです。
これもミラーニューロンの影響と考えられます。

また、人間は他人の行動を見たときに、
自分と重ね合わせて見てしまうことがあります。

よく、映画やテレビドラマを見たときに、
その中の登場人物と自分自身を重ね合わせてしまって、
物語の世界の登場人物になりきってしまっている自分に
気が付く事があると思います。

映画などを見ながら、自分も登場人物と同じ行動を取っている
感覚になることがあります。

勧善懲悪的な映画のヒーローに成りきって悪党を倒したような感覚になるのは、
「他人を見る」と「行動する」が同一とみなされてしまう
脳の働きによるものです。

人間は、よく他人の行動を真似します。
これは、ミラーニューロンの働きにより、人間が無意識のうちに
他人の行動をまねる原因です。

ミラーニューロンの働きにより、他人の行動を見たときに、
その行動を自分の頭の中で行っている(再現している)のです。

他人が怪我をしているのを見たら、自分も痛いと感じたり、
他人に共感したりすることがありますよね。

ドラマの中で辛い思いをしている登場人物を見て思わず
泣いてしまったりすることがあると思います。

ミラーニューロンは、大脳辺緑系の感情をつかさどる領域に信号を伝えます。
人間は他人の感情や反応に共感する脳領域があります。
他人の痛みを理解したり、共感をしたりするのはそのためです。

他人が持っているものが欲しくなるという衝動的な感情が起きるのは
ミラーニューロンの働きによるものと説明がつきます。

ミラーニューロンの働きは理性を抑え、「買いたい」という欲求を促します。
他人の行動や買い物が自分の消費行動に影響を与えるのはそのためです。

他人の行動が自分の消費行動や購入判断にどのように影響を与えるのかについて考えてみよう


物を買うとき、売り手が笑顔の人とそうでない人から買う場合と
考えてみましょう。

売り手が笑顔のほうが買う側に喜びを与えます。これは当然ですね。
笑顔の接客によって、売る手の会社全体にも好意的なイメージが持たれます。
笑顔で接客を受けた顧客は再び同じ店を利用する可能性は高いです。

人間は人物写真を見たときに、笑顔の人の写真のほうが記憶に残りやすいという
専門家の研究結果があります。

その結果、笑顔の人の名前を記憶したり、思い出したりしているときの方が、
眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)活動が活発になることが分かりました。

※(眼窩前頭皮質とは、報酬の処理かかわる脳の領域、
意思決定などの認知処理に強くかかわる。
特に、ヒトの眼窩前頭皮質は報酬と罰に対する感受性に
関連した行動計画を制御していると考えられている)

人間は好意的な社会信号に敏感に反応します。
将来再び会った時のために、親切にしてくれた人の名前を覚えておこう
という気持ちが働きます。

ミラーニューロンとドーパミンの関連性


実は、ミラーニューロンは単独では働きません。
快楽をつかさどる物質、ドーパミンと連動して作用します。
購入決定は、ドーパミンによる誘惑効果も深く影響しています。

ドーパミンは人間の脳内物質で依存性が高い物質の一つです。
買い物には依存性があります。

物を買うとき、あなたは幸福な気持ちになるでしょう。
しかし、買ったとたん幸福感はしぼんでしまいます。

買う時の幸福感を発生させるのがドーパミンです。
脳を報酬、快楽、幸福感で満たします。

何か買おうと決めた時、総細胞からドーパミンが分泌されます。
これによって、人間は快楽を求めてしまいます。
これ以上は買わないほうがいいと理性では分かっていても、
もっと買いたいという感情を抑えられなくなります。

これは人間に古くからある本能です。
ドーパミンは、報酬にかかわることになるとより活発になります。
(ギャンブル報酬、金銭的報酬であったり、社会的報酬など)

人は、物を買うときに喜びを感じます。
短期間であっても幸福感で満たされます。

また、物を買う判断をするとき、
社会的地位をもたらすかを基準にしていることがあります。
社会的地位は、繁栄、成功などと関係が深いく、
その物を持っていることが成功の証となることがあります。

例えば、高級外車など持っていることは、
社会的地位や成功の証となります。
ベンツや、BMW、レクサスなどの高級車を買う人は、
社会的地位を意識して買う人は多いはずです。

人間は、他人の持ち物を
「かっこいい、自分も欲しい」
と思うときに、脳の前頭皮質にある「ブロードマン10野」
と呼ばれる、領域が活動を示します。

これは、自己認識や社会的感情をつかさどる領域です。

人間は知らず知らずの内に、商品を見て社会的地位を高めてくれるか
という基準で評価していることがあります。

例えば、モデルさんが着ている衣装を着ることで、
自分もそのモデルみたいになれる

あるいは、みんなが持っている商品を自分も持つことで、
他の持っている人達の仲間に入れる

これらも社会的地位を高めてくれるという判断です。

また、ゲームなどのバーチャルの世界で起きた体験を
現実で体験しているように感じるのも、
ミラーニューロンの働きによよって、
バーチャルの世界と感情的に結びつくからです。

ミラーニューロンとドーパミンは連動し、人間の「買う」という
感情を刺激し、購入を促すことはお分かりいただけたと思います。

今では、マーケター側が、脳科学の専門家と組んで
脳の働きが人が物を買う行動にどのように影響するか調べている時代です。

ミラーニューロンとドーパミンが消費行動に与える影響に気が付いて
ミラーニューロンの働きを刺激するブランディングやマーケティングを
構築するようになることは十分に考えられます。



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